旅馬の舞台裏

神戸の連節バス「Port Loop」乗車体験記

神戸市のPortLoopポートループというバスをご存知でしょうか?

再開発の進むウォーターフロントと都心の回遊性や都市魅力の向上のため、神姫バスが運行事業者となり、2021年4月から連節バス「Port Loop」の運行を開始しています。

www.city.kobe.lg.jp 神戸市のHPから引用

かつて神戸市の海沿いには工場とか倉庫が並んでいましたが、モザイクとかumieウミエといった商業施設やマンションやホテルへと再開発が進んでいます。ですがこのあたり、ちょっとアクセスに難ありなんですよね。

umie.jp

鉄道の最寄り駅はJR神戸駅ですが、モザイクやumieへ行こうとすると、10分以上歩かなくてはなりません。

神戸市でもこの問題は課題として認識されていたみたいですが、なかなか問題解決がすすんでいませんでした。

この問題に動きがあったのは2020年のこと。

三宮の再開発が本格的に始まったことに伴い、三宮駅周辺とモザイク周辺へのアクセス向上の策として、2021年4月に連接バスが導入されました。

www.city.kobe.lg.jp www.shinkibus.co.jp

連節バスPortLoopの路線図
PL31三宮駅前から乗車

そんなポートループバスに乗るチャンスができたので、三宮駅前のバス停から乗ってみました。

バスってバス会社や路線によって、前から乗る、後ろから乗る、料金が前払い、後払いと様々な組み合わせがあります。

神戸市営バスは、一部の路線を除き後ろのドアから乗車します。IC乗車券で乗車される方はカードを読み取り機にタッチ。

降車時は前のドアの横に料金箱があるので、料金を支払って降ります。

ポートループバスは、前の車両にドアが2か所、後ろの車両にドアが1か所あります。

後ろ2か所のドアが乗車用、一番前のドアが降車用となっています。

連節バスPortLoop

和休は後ろの車両から乗り込みました。

連節バスPortLoop

バスの塗装や室内の配色は白と紺を基調にデザインされています。

床面がヘリンボーン柄なのがオシャレですね。

座席は後ろに行くにつれて徐々に高い位置に固定されているので、最後部でも窮屈な感じはありません。

連節バスPortLoop

後部車両の乗車口です。ICカード読み取り機があるので、IC乗車券を利用するときはタッチします。このとき料金は引かれていません。

連節バスPortLoop

連結部です。前方の景色が見え、運転手から後方車両の様子が確認できるよう、幅が広く取られています。

連節バスPortLoop

もちろんカーブを曲がるときは、ぐいーんと曲がります。

前方車両の長さは通常のバスと同程度なので、通常のバスが通過できるところはポートループバスも通過できるようです。

ただ、ちょいと前方車両と後方車両の内輪差があるように見えましたので、運転手さんは大変気を使いながら運転されているんだろうなぁと思いました。

連節バスPortLoop

前方車両に移動しました。

連節バスPortLoop

前方車両から連結部分を見たところです。

エンジン音を聞く限りハイブリッドバスのようで、車両後方には大きな機器が置かれていました。

連節バスPortLoop

PL37ハーバーランド前で下車。神戸のバスは、白と緑の組み合わせの塗装ですが、ポートループバスは白と紺色の組み合わせ。

その巨大な車体と塗装も相まって、街中で見かけると「特別な車両」というオーラがでています。

連節バスPortLoop

初めて利用したのですが、これまでアクセスが悪くて行くのを躊躇していた場所を巡るように路線が通っているので、たいへん便利だな、と思いました。

観光に来られた方が神戸について、三宮でお買いものして、ポートタワーやカワサキワールドのある神戸海洋博物館を訪れて、モザイクで食事。

ポートタワーからモザイクまでは海沿いを歩くことができます。

これはこれでオススメなんですが、「ちょっと疲れたね。」というときにバスに乗れるというのは大変ありがたい。

ティーループ
シティーループ
ティーループの車内

元町の中華街は通らないのですが、そちらを訪れるにはシティループバスという観光地を巡るバスがあります。

うまく組み合わせて神戸の町を巡ってくださいね。

www.shinkibus.co.jp

和休がシティループに乗ったときの記事はこちら。

waq3-travelog.com