2021年10月19日、出張で兵庫県の宍粟市役所へ行くことになりました。
いつもなら車で行くのですが、今日は初めて高速バスで行ってみることにしたのです。
宍粟市山崎行き 高速バス
神戸三宮にある神姫バスのバスターミナルにやってきました。
今日、和休が乗車する宍粟市山崎行高速バスは、ここから発車します。
神姫バス 神戸三宮バスターミナル
住所 | 兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町4-1-284 (JR三ノ宮駅東口南高架沿い東へ徒歩1分 JR高架下) |
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TEL | 078-231-5561 |
備考 | 神戸三宮→山崎 片道(大人)1,880円 実車距離 100km 見込み所要時間 1時間35分 |
※営業時間等は、和休が調べたものです。
和休が乗車するのは、10:00発山崎行きです。
タモリみたいな人形が、ソーシャルディスタンスをとるようにアピールしています。
乗車のアナウンスがあり、山崎行きバスに乗り込みます。
コロナ禍の影響でしょうか、乗客は数名です。
3列シートではなく、中央の通路を挟んで2列ずつシートが並ぶ、一般的な大型バスのレイアウトです。
車両後方には、トイレがあります。途中、サービスエリアでの休憩はありませんので、トイレがあると安心ですよね。
シート前には、フットレストがあります。これが無いと、リクライニングしたときに体が前にずれてしまうんですよね。
裏返せば、靴を脱いでくつろぐこともできます。おっさんには必須の装備です。
なんと、壁にコンセントがありました。スマホはバッテリーの持ちが悪いですからねぇ。これがあるとありがたいですね。
うどんの末治でランチ
およそ1時間半で無事、山崎に到着しました。仕事は13時からなので、まずは昼メシ!
お目当てのお店はこちら。「末治」でございます。讃岐うどんのお店です。
少し離れたところですが、駐車場も用意されています。
店の横には待合スペースがありました。これだけ広い待合スペースがあるということは、メシ時は結構混むみたいですね。これは味に期待できます❗
またシブいバイクが置いてあるんだわ😆
「ガラガラッ」とドアを開けると、ちょうど1人分の席が空いていました。
ランチメニューの「鳥天ぶっかけ」をオーダーして、水を飲みながら待っていると、ちょうど昼休みになったのでしょうか、ぞろぞろとお客さんが集まってきました。
もう少し遅かったら結構待ったかもしれません。ラッキーですね。
やってきました!鳥天ぶっかけです!
一口食べてびっくりしました。マッジ旨いです。失礼ですが、宍粟でこれだけクオリティの高い讃岐うどんを味わえるとは思いませんでした。
味は本場の讃岐うどんに匹敵します。値段は本場と比べると高いですが、それでもリーズナブルといえるでしょう。激オススメです。
うどん末治
※営業時間等は、和休が調べたものです。
満足してお店を出て、宍粟市役所へ向かいます。
まだ少し時間があるので、市役所の隣にある公園で、缶コーヒー片手にちょっと時間をつぶしてみることにしました。
公園にはネズミの石像がありました。かわいいですね。よくできています。
宍粟市役所
宍粟市は、林業で栄えた町です。意外なところでは、日本酒の発祥の地でもあります。
和休は知らなかったのですが、ミズノのグローブ工場があり、イチロー選手をはじめとしたプロ野球選手のグローブは、宍粟市の工場で作られているそうです。
ロビーにはグローブ型のソファがありました。
「オーライ!オーライ!」と言いながらスポッと座ると、良い感じでハマるでしょう。
帰路は鉄路で
ミーティングを終え、市役所を後にしました。
このまま高速バスに乗って帰ってもいいのですが、それでは旅好きの和休としてはつまらないので、別のルートで帰ることに決めていました。
宍粟市には鉄道は通っていないので、公共交通機関と言えばバスしかありません。
とりあえず山崎バスターミナルへ行き、バスの路線と時刻を調べることにしました。
バス停に入ると、高校生と思しきお客さんたちが、バスを待っています。
壁にあった路線図を確認すると、JR姫新線・播磨新宮駅へ行く路線バスがありました。これに乗って、JRで帰ることにしましょう。
待合室の中には、高校生だけでなく、年配の方もいらっしゃる、、、と思ったら人形でした❗
パソコンの画面には、「未来を創るため!最前線で働きます!!」と表示されています😅
10分ほど待ったでしょうか、定刻通りバスがやってきました。
しかし、どこへ行っても日本の公共交通機関は時間に正確ですね。これを支える乗務員の皆さんには頭が下がります。
揖保川に沿って南下。のんびりした風景の中を、バスは走ります。
よく、こんな風景を日本の原風景だなんていいます。和休は兵庫県の尼崎や西宮の街中で育ったので、田畑が広がる風景の中で育ったわけではないのですが、こういう風景を見るとなんだかほっこりします。
これが日本人のDNAに刷り込まれた風景ってやつなんですかね。
でも、実際に住むと大変なんだろうな。
JR播磨新宮駅
定刻どおり播磨新宮駅に到着しました。
姫新線とは、姫路駅から岡山県にある津山駅を経由し、岡山県新見市の新見駅に至る地方交通線(要はローカル線)です。
さびれた駅前と思っていたら、立派な駅じゃございませんか!
播磨新宮駅のホームです。10両編成でもばっちり停車できそうな長さです。
駅の南側にはバスターミナルがあって、
北側には自家用車用のロータリーが設けられています。
列車が到着しました。この列車はこの駅で折り返して、姫路駅へ向かいます。
車両はJR姫新線用のキハ122。神戸線や京都線で使用されている新快速用の223系電車に似ていますが、ディーゼルエンジンで動くディーゼルカーです。
搭載されているエンジンはコマツ製のもので、車っぽくいうと「排気量15リッター、6気筒、4バルブ、インタークーラー付き直噴式ディーゼルターボ」でございます。
さて、乗客も乗り込み、いよいよ姫路駅へ向けて出発の時間です。
国鉄式のディーゼルカーが「ガラガラガラ~」とにぎやかに発進するのに比べ、キハ122は「ドリュリュリュリュー」と静かですが力強く加速していきます。
車内はほとんど本線を走る電車と変わりありませんが、やはりディーゼルカーは独特の乗り味がしていいですね。
終点姫路駅までは5駅。帰宅時間帯になったこともあって、駅に停まるたびにお客さんが乗り込んできて、姫路駅に着くころには乗車率100%といったところ。
満員御礼状態で、姫路駅に到着しました。
ここからは山陽本線の快速列車で須磨へ帰るのですが、ちょっと小腹が空いてきました。
姫路!まねき!えきそば!
姫路駅にはホーム上に立ち食いソバ屋があります。しかもこの辺りでしか食べられない、ご当地限定のソバです。
それがここ、「まねき食品株式会社」のえきそば屋です。
終戦後、何もない混乱期に統制品であった小麦粉の替わりにこんにゃく粉とそば粉をまぜたそばを販売、その後試行錯誤の結果現在のかんすい入りの、中華麺に和風だしというミスマッチの商品が誕生しました。
昭和24年10月19日に「えきそば」と名付けられ、立ち売りの販売方法をへてホーム上の売店へと発展してきました。
現在は、メニューも増え忙しいビジネスマン・学生・昔からの「えきそば」ファンに親しまれております。
まねき食品株式会社のHPから引用
注文して数十秒で着丼。アツアツのお出汁に黄色い中華麺。甘めのお揚げが味に彩を添えます。
「めちゃくちゃうまい!」ってわけではないと思うのですが、和休は姫路駅で時間があれば、迷わずえきそばをかき込んでしまうぐらいの「えきそば」ファンです。
すっかり満足して、神戸方面へ向かう快速列車に乗り込んだのでした。