2020年12月6日。今日は、家族を連れて兵庫県にある神鍋高原へ行ってきました。
コロナ禍でほとんど外遊びできなかったので、人が少なくて思いっきり動き回れそうなところ、ということで、神鍋高原に白羽の矢が立ったのです。
神鍋高原といえばスキーが有名ですが、夏は避暑地や学生の合宿場所としても知られていて、シーズン中は結構な人ででにぎわうんですよ。
ですが、こういうところって晩秋は空いていることが多いので、今日の目的にはちょうどいいんじゃないか、と思ってやってきました。
道の駅で猿まわし
神戸市から国道175号線を北上し、北近畿豊岡道の日高神鍋高原ICを目指します。
途中、休憩を取りに道の駅・但馬のまほろばに入ったところ、道の駅内で、猿まわしをしています。
猿まわしとは、お猿さんが様々な芸をする伝統芸能で、有名どころとしては、日光猿軍団が挙げられますね。
今日、芸を披露してくれたのは、神戸モンキーズ劇場の「くら&とし」。
猿まわしって、縁起のいいものだそうですね。2020年の終わりにいいものを見ることができました。
アクティビティの宝庫・うえ野平ゲレンデ
さて、ここから日高神鍋高原ICまでは30分ほどで到着します。お昼ご飯は、ICを降りたところにあるスーパーでお弁当を買い、神鍋高原のどこか景色の良さそうなところで食べようと思っています。
ところが、高原のどこかに東屋やベンチがあるだろう、と思ってやってきたら意外となくて、仕方なくスキー場の駐車場に車を停めて、車内で食べることになりました。
気を取り直して、アップかんなべスキー場のうえ野平ゲレンデにやってきました。ここには、グリーンシーズンのアクティビティの受付があるそうです。
こちらが、受付のある建物です。
ここでは、パターゴルフ、プラスノースキー&ボード、マウンテンボードといったアクティビティを楽しむことができます。
また、マウンテンバイクのコースやパラグライダーのスクールもあって、1日遊んでも遊び足りないぐらい。
和休達は、とりあえずパターゴルフをやってみることにしました。簡単なように見えるのですが、結構難しくて、夢中になりますね。
近くでは、パラグライダーのスクールが開かれていました。
気持ちよさそう!和休も一度やってみたいですね。
マウンテンバイクの専用コースは、山のふもとにもあるのですが、山の上からダウンヒルが楽しめるコースがあります。
そのコースを走るためには、マウンテンバイクを山の上へ運び上げないといけないのですが、ここのリフトにはマウンテンバイクを運搬することができる、専用のリフトがあるんですよ。
乗車するときは、マウンテンバイクを係員に預けて、ライダーが先にリフトに乗り込みます。
続いて、係員が専用の搬器にマウンテンバイクを搭載して上まで運んでくれます。
和休もスキーシーズンのとき、ダウンヒルのコースが設定されている斜面を滑ったことがあるのですが、結構急な下り坂だったと思いますので、初心者は怖く感じるかもしれませんね。
神鍋山登山
うえ野平ゲレンデで遊びまくったので、今日の目的であった神鍋山を登ってみたいと思います。
実は、神鍋山は近畿で唯一噴火口の残る火山なんです。火山と言っても最後に噴火したのは、2万5千年前と言われています。
標高は469.5m。道の駅・神鍋高原との標高差は約119mなので、いくつかある登山道のどれを登っても、大体30分ぐらいで山頂にたどり着きます。気軽に登山できる山なんですね。
アップかんなべスキー場のリフトを登っていくと、左側におおきな窪みが見えます。
初めて見たときは、なんだろう?と思ったのですが、家に帰って調べてみると、なんとこれが噴火口の跡だったんですね。
いつかは家族で登ってみようと思っていたのですが、ちょうど神鍋高原に行くことになったので、ついでに登山にもチャレンジしてみることにしたのです。
道の駅・神鍋高原の横にあるアップかんなべスキー場の駐車場に車を停め、そばにあった看板の示すほうへ進んで行くことにしました。
ここを左に進みます。
神鍋山山頂までは、約1km。ゆっくり歩いても15分ぐらいで到着しそうです。
あっという間に山頂に着きました。山頂には噴火口があり、遊歩道が整備されているので、一周することもできます。
ちなみに噴火口の周囲は、約750mです。
山頂からは、奥神鍋スキー場が見えます。白い筋は人工雪でしょうか?
予約をすれば、ジオガイドによる神鍋高原の案内を受けながら神鍋山を登ったり、溶岩流跡をたどったりすることができます。
火山だけあって、周辺には風穴や変わった地層を眺めることができますし、そばを流れる稲葉川には、大小30もの滝を眺めることができます。
道の駅・神鍋高原を拠点に、あちこち歩きまわってみるのも面白そうですね。
登山後は、道の駅に併設されている温泉・「ゆとろぎ」で汗を流して帰りました。
実は、今日がグリーンシーズンの営業最終日でした。12月26日のスキー場の営業開始を目指してこれから準備されるそうです。
この後、営業開始日にこんなに積雪があったことは無い、といわれるぐらいの大雪が降り、スキー場がオープンしたそうです。コロナ禍じゃなかったら、滑りに行ったのになぁ。