押し入れを掃除していたら、1枚のCDが出てきました。
パソコンで再生してみると、なんと、2009年に青森県へ旅行に行った時の写真ではありませんか!
和休は当時、職場の労働組合の役員をやっていて、全国の同じ職場の労働組合の集まりが青森県で開催されたので、出張で訪れたのです。
お仕事は1日で終わったのですが、せっかく青森までやってきたのです。あっさり帰るのもつまらないので、レンタカーを借りて青森観光へと繰り出したのです。
その旅行にはカメラを持って行っていませんでした。そこで、急遽ホテルの売店だったかコンビニだったかで「写ルンです」を買いました。
このCDは、写ルンですを現像に出したときに、写真と一緒にいただいたものなんです。
1日目・十和田湖
どこをどう走ったかは覚えてないのですが、1日目は、その会議に出席していたメンバーと十和田湖方面へ行きました。
十和田湖は、青森県と秋田県をまたぐように位置し、火山活動によってできた窪地に水が溜まってできた「カルデラ湖」とよばれる湖で、最大水深は約327m(日本第3位)と言われています。
続いて、奥入瀬渓流を訪れました。
十和田湖から流れ出る川を奥入瀬川といいます。奥入瀬渓流とは、奥入瀬川が森の中を流れていく景勝地のことで、約14km続いています。
今回の旅行は、特に下調べせずに行き当たりばったりで訪れました。奥入瀬渓流はすごい山奥にあって、山歩きの装備を整えないと訪れることはできないんだろうなぁ、と思っていたのです。
ところが、すぐ横に国道102号線が通っていて、車窓からも渓谷の景色を眺めることができるような場所だったので、拍子抜けしました。
2日目・龍飛崎へ
1日目を一緒に回ったメンバーを青森空港で降ろし、和休は五所川原市に宿を取りました。2日目は、和休一人で行き当たりばったり旅を続けます。
まず向かったのは、「龍飛崎」です。「竜飛岬」とも言うみたいですね。石川さゆりの「津軽海峡冬景色」でおなじみですし、青函トンネルの本州側入口があることでも知られています。
五所川原市の宿を出て国道339号線を北へ。日本海沿いに龍飛崎を目指しました。
龍飛崎の日本海側の入口となる小泊という町を過ぎると、国道は山の中へ。
龍飛崎まで、竜泊ラインと呼ばれるつづら折りのワインディングロードが続きます。非力なれども軽量なミラは、勇ましい排気音を伴って勾配を駆け上がっていきます。
青函トンネル記念館
龍飛崎に到着する少し前、「青函トンネル記念館」を見つけたので入ってみました。
青函トンネルとは、青森から函館を結ぶ海底トンネルで、全長は約53kmにもなります。
トンネルの途中には、非常時等に備え青森側に「竜飛海底駅」、函館側に「吉岡海底駅」が設置されていて、ツアーに参加すれば見学することもできました。
なお、2014年(平成26年)3月に両海底駅は廃止されたため、2021年現在、一般人がこの駅を訪れることはできません。
青函トンネル記念館からは、竜飛斜坑線に乗車することができます。
竜飛斜坑線とは、地下140mまでおよそ7分で下りるケーブルカーのことで、トンネル工事の時に、人員や物資輸送に使われました。
和休も竜飛斜坑線に乗り、体験坑道まで下りてみることにしました。
「青函トンネル竜飛斜坑線 もぐら号」に乗り込み、地下へ下りていきます。
ケーブルカーの建物と外をつなぐ頑丈なドアが閉まってから、トンネルの入口が開きます。両方同時に開いてしまうと、大きな気圧差が生まれて、強風が吹きぬけるそうです。
ゴウンゴウンと地下へ下りていきます。地下まで下りたら、案内係の誘導で説明を聞きながら坑道内を巡ります。
「この扉の向こう側が海底駅ですよ。」と教えてもらったのですが、残念ながら海底駅のホームに出ることはできません。
青函トンネル記念館
青函トンネル記念館
住所 | 青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩龍浜99 |
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TEL | 0174-38-2301 |
営業時間 | 8:40~17:00 |
定休日 | 冬期休業 |
備考 | 記念館入館料 大人400円・小人200円 体験坑道乗車券 大人1,200円・小人600円 特別セット料金 大人1,500円・小人750円 |
※営業時間等は、和休が調べたものです。
北のはずれ龍飛崎
青函トンネル記念館を後にし、ついに龍飛崎に到着しました。
龍飛崎には、トイレ、小さな売店、灯台がありました。平日だったこともあって閑散とした駐車場に強い風が吹き抜けていました。
売店は1軒だけ開いていて、醤油の焼けるなにやら旨そうな香りが漂っていたのを思い出します。
階段国道
国道339には、なんと「階段部分」があります。車が通れないのに国道!?と思いますが、どうやら現地を確認せずに国道指定してしまったのが由来だそうで。
階段国道って上からの写真は多いのですが、和休が撮影したのは龍飛漁港のある下側からです。
写真の手前の道路が国道339号線。右奥でUターンして、中央の案内看板の下あたりに戻ってきます。そこから白い建物の後ろに階段の入口があって、上に続いていきます。
先ほどの写真にあった案内看板の後ろに、339号線のおにぎりがあります。その後ろに青く塗られた民家の手すりがありますが、そこは私道ではなく国道です。
さらに辺りをウロウロすると、「階段村道」を見つけました。
上の方は、階段国道の近くにつながっているそうです。階段国道より立派にできています。
十三湖
龍飛崎を後にし、十三湖に向かいました。確か、シジミラーメンが有名でそれを食べに行こうとしたと思うのですが、結局シジミラーメンは食べず仕舞い。
ここは、十三湖のほとりにある「吉田松陰遊賞之碑」がある駐車場(今泉PA)。
酸ヶ湯温泉・地獄沼
どこをどう通って行ったか覚えていないのですが、十三湖を訪れた後、酸ヶ湯温泉に向かっています。
酸ヶ湯温泉名物の大浴場ヒバ千人風呂で旅の疲れを流し、青森空港へ。空港のレンタカー屋さんに車を返却して、青森旅行を終えたのでした。
酸ヶ湯温泉
住所 | 青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地 |
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TEL | 017-738-6400 |
営業時間 | ヒバ千人風呂 7:00~18:00 玉の湯 9:00~17:00 |
利用料金 | 大人1,000円 小学生500円 |
※営業時間等は、和休が調べたものです。
本日のレンタカー「ダイハツ・ミラ 5MT」
今回の旅のお供をご紹介しましょう。ダイハツ・ミラです。しかもマニュアルトランスミッション車をリクエストしました。
青森のレンタカー屋さん(ジャパレンだったかな?)に、「マニュアル車はありますか?」と聞いたところ、「え!あ、あのー。軽自動車ならあります。。。」とお返事いただき、手配してもらったものです。
普通にトヨタ・ヴイッツを借りた方が安かったのですが、和休はマニュアル車大好き人間なのですよ。
しかも、軽自動車なので、1つ1つのギアの守備範囲が狭く、ガシガシ変速しながら走るのがめちゃめちゃ楽しかったですね。
ダイハツが誇る3気筒ノンターボエンジンの音も良く、2日間を楽しく過ごすことができました。
数年後、地元でレンタカーを借りる機会があったのですが、もうマニュアル車を置いていないそうで、残念な限りです。