佐鳴湖ってご存知でしょうか。
静岡県浜松市にある浜名湖のやや東に位置する湖で、ボート競技が盛んです。
海からはそこそこ距離があるのですが、満潮時には浜名湖と新川という川をさかのぼってわずかに海水が入ってくるため、ボラなどの海水に住む魚が住んでいるそうです。
第30回佐鳴湖花火大会
2019年8月3日に、第30回佐鳴湖花火大会が開催されました。
19:30~20:30で約1,000発が打ちあがるという、スペックだけをみると小規模な花火大会ですが、実際に行ってみると意外な演出があって楽しめたんです。
和休の両親は、佐鳴湖の近くに住んでいまして、先日、親の元を訪ねた折、今日は花火大会があるからみんなで見に行こうということになり、歩いて花火会場へ向かいました。
和休達が向かったのは、湖の南側です。打ち上げ場所は北側にある公園付近らしいので、ちょうど正面になります。
公園はお祭りのメイン会場となっていて、やぐらや屋台が並んでいました。
ビールでも飲みながら花火見物としゃれこむつもりでしたが、和休達が到着したころには大体売り切れ。お客さんもお店の人もこれから花火を楽しむ、という態勢になっていました。
南側には芝生があり、観覧場所として設定されています。
水辺の芝生ということで蚊がいるんじゃないかと思っていたのですが、あまりいないみたいです。でも念のため、虫よけスプレーを吹いておきましょう。
打ち上げ開始!
20:00になると、ドーン、ドドーンと打ち上げが始まりました。
先日見に行った浜坂の川下祭花火大会は、周りに音が響き渡り結構な迫力があったのですが、ここはそれほどでもなくて、家族と「前の方が迫力あったね」などと話していたのです。
しばらくすると、観覧場所の前あたりから太鼓と笛の音が聞こえてきました。どうやら和楽器の演奏と打ち上げ花火のコラボのようです。
太鼓チームの横に、たいまつのようなものを持った人が現れました。
なんだろう?と思って眺めていると、なんとそれは手筒花火だったのです。
手筒花火が点火され、火柱が立ち上がりました!
そのまま円を描くように回り始めました!
あっけにとられてポカーンとみていると、突然、「ボン!」という音がして手筒花火が破裂しました。
どうやらこの手筒花火は、火薬が尽きる瞬間、手筒の底に仕込んである火薬が一気に爆発して、手筒の底が抜けるような作りになっているようです。
次に、大きな手筒花火を持った人が現れました。抱えた手筒花火からすごい火柱が上がっています。
大きな手筒花火も、最後の瞬間は底の火薬が爆発します!
そんな手筒花火が、次から次から登場してきます。
フィナーレ
後方では、綺麗な花火がドンドンと打ち上げられていますが、それをかき消すような手筒花火の勢いです。
花火大会のフィナーレは、スターマインの打ち上げが終わった後、観覧席前でナイアガラ。
1時間で約1,000発と聞いていたので、間延びした感じになるかな、と思っていたら全然そうではありません。あっという間のひと時でした。
やっぱり、日本の夏は花火やね!