旅馬の舞台裏

かつての道路標識「40高中」がこんなところに

皆さんが普段何気なく目にしている道路標識。

法改正により、現在は廃止されたものがあります。

そのようなもののの多くは、削り取られて新しいものが設置されるため、古いものはどんどん淘汰されていきます。

そんな道路標識ですが、旧道、酷道、廃道へ行くと、思いがけず古い標識を発見でき、かつての名残を見ることができます。

これも、酷道めぐりの楽しみの一つですね。

さて、今日、和休が見つけた古い標識は、こちらです。


40高中の道路標識

かつて発売されていた電池を搭載し自走するトミカ、「モータートミカ」シリーズの道路パーツなんです。

子供部屋にまき散らされた道路パーツ、足の踏み場がないので仕方なくおもちゃ箱へ片づけていると、「40高中」のステッカーが貼られたものを見つけました。

最初見つけたときは、ニヤッとしましたね。

この「40高中」という道路標識、表す意味は「高速車及び中速車の最高時速は40kmです。」というもの。

1992年の法改正により「高速車」などの速度区分は廃止されたため、この道路標識は今現在、ほとんど残されていません。


この道路パーツは、和休の友人のそのまた友人のお子さんが遊んでいたもの。

そのお子さんは、もうすぐ大学を卒業する歳になるはず。

本物の道路標識もおもちゃの道路標識も、それらが過ごしてきた時間に思いを馳せるのも悪くないですね。