和休は、スマホを持っていません。その代わり外出時のネット接続用に、タブレット（NEXUS7 3Gモデル）を持っています。
2013年5月22日に購入したので今では少々古い機械となりましたが、マシンパワーを必要とするアプリも入れていないので、快適に使用しています。
回線は、IIJ for BIC SIM を使用しているので、そんなにスピードは出ないのですが、月1,000円という利用料金ですし、これについても不満はありません。
ところが、今年に入ったあたりでしょうか。Android 5.0 Lollipop へのシステムアップデートを実行した後、不具合が生じました。
それは、3G回線が何らかの原因で切断されてしまうと、NEXUS7を再起動するまで再接続されなくなってしまう現象です。これまでは、いったん切断されてしまっても、数分以内に自動的に再接続されていました。
左上に 通信サービスはありません - NTT DOCOMO の表示がある
ネットでいろいろ対処法を調べてみると、どうも Android 5.0 Lollipop へのアップデートが原因のようです。
いくつか対策を実施してみましたが、回線が切断されてしまう頻度は少なくなってきたように思うものの、やはり再接続されない不具合は変わりません。
NEXUS7の故障も考えられるので、ASUSのサポートへメールで相談してみました。
なお、通常のモデルはGoogleを通じてサポートを受けるようですが、和休のNEXUS7 3Gモデル（NEXUS7-32T）は、GooglePlayでは扱っていませんので、直接ASUSのサポートを受けるようです。
ASUSからはすぐにメールで回答がありました。内容としては、和休と同じような不具合を訴える事例が多くあること、対応としては、Googleのアップデートを待つか、以前のバージョンへ戻すかといったところでした。
ASUSのおすすめはアップデートを待つことでしたが、運悪く、使いたい時に限って再起動が必要になるケースが多かったことや、以前のバージョンに戻す方法にも興味があったので、いったん Android 4.4.4 KitKat へ戻すことにしました。
ネットで調べてみると、さすがオープンソースのOSだけあって Android 4.4.4 KitKat は簡単に入手できるようです。
ただし、保証の対象外になりますし、ブートローダー（パソコンでいうところのBIOS？）のアンロックをすることで、NEXUS7は初期化されるので慎重な作業が必要です。
最悪NEXUS7が起動しなくなることも想定されますので、和休はおすすめしません。
では、覚悟を決めて作業を開始します。作業はパソコンを使用します。
まず、NEXUS7に保存したデータのバックアップをとるのですが、ほとんどのデータがクラウド上にあるので吸い上げるデータはわずかです。
アプリの設定を含めてバックアップできるソフトがありますが、今回はこれを使用せず、Android 4.4.4 への作業が終わり次第新しくインストールすることにしました。
作業するパソコン側にも環境の構築が必要ですが、詳細は省きます。
開発者むけのプログラムだけあって、インターフェースはコマンドプロンプトのみ。
コマンドを打ち込んで進めていきます。各種設定を終え、いよいよNEXUS7とパソコンをつなぎ、バッチファイルを実行します。
ドキドキしながらNEXUS7を再起動すると、懐かしい画面が表示されました。
セットアップを行い、アプリをインストール。
途中、GooglePlayのアプリがスネたりしましたが、これも解決。パソコンにバックアップしたデータを戻して、作業完了。
ようやく再起動のストレスから解放されそうです。
早速、Android 5.0 Lollipop へのシステムアップデートの通知が来ました。うっかり実行しないようにしとかないと。
