旅馬の舞台裏

今日から7月

今日から7月です!なんと2018年の半分が終わってしまいました。

6月の後半からいよいよ梅雨らしい天気になり、和休の家もじとじとしています。でも、たまに太陽が顔を出す日は、夏の近づきを予感させる気温と日差しが降り注ぎます。

先ごろ、沖縄地方に続き、関東地方が梅雨明けしました。6月の梅雨明けは統計史上初だそうです。

バイク乗りにとってはうっとおしい天気ですが、梅雨に雨が降らないと水不足になったり、作物が育たなかったりと悪い影響がでてきます。
通勤などでやむなく雨天走行する方は、気を付けて運転してくださいね。

さて、和休の6月は私事が非常に忙しく、なかなかブログを書くことができませんでした。

そんな訳で、今日は、備忘録をかねたネタを書いてみたいと思います。

バンディットの名前の由来について

スズキのホームページを見ていると、なんと四輪車や二輪車の名前の由来が掲載されていました。HPはこちら。

www.suzuki.co.jp

バンディットの由来は、英語の「Bandit」。日本語に訳すると「山賊・無頼漢」といった意味です。

荒々しい名前なので、乗り味も荒々しいのかと思ったらそうではなく、ネットや雑誌では「とても乗りやすい」という評価が目立ちます。

元々、「Bandit」とは1995年にデビューした「GSF1200」の輸出用の名前でしたが、1999年からの「猫目バン」から国内仕様にも「Bandit」の名前が使われるようになりました。

GSF1200は、ピークトルクをわずか4,000回転で迎え、ホイールベースは400ccクラス並みといったショートホイールベースの車体でした。どんなバイクだったかというと、アクセルワークを誤ると「すぐウイリーしちゃう」バイクだったそうです。

「Bandit」の名前に恥じない、やんちゃバイクですわ。

でもこの性格、ヨーロッパで大ウケしたんですって。

1250! 1250?

職場の人:「和休さん!バイク買ったらしいですね!」

和休:「あ!聞きましたか!Bandit1250Sってのを買ったんです。」

職場の人:「せんにひゃく、、ごじゅう、、ですか。」

和休:「う、うん。」

職場の人:「・・・」

和休:「・・・」

職場の人:「デカイですね。」

和休:「そだねーw」

といった具合に、Bandit1250に乗っている人は、車名が微妙だな、と感じているハズです。

和休がかつて乗っていたカワサキGPZ1100は、1,052ccの排気量でした。「四捨五入して1100なんや」と思ったものです。

他のバイクはどうなのかな?と思って調べてみました。

ホンダ・CB1300SF→1,284cc

ヤマハ・XJR1300→1,250cc

スズキ・GSX1300R隼→1,339cc

カワサキ・ZX-14R→1,441cc

車名の数字って適当なんですね!

Bandit1250の先代は、油冷エンジンを積んだBandit1200でした。水冷エンジンを載せたときに、Bandit1300としても良かったかもしれません。

和休が思うに、「それは、そこに隼(GSX1300R)があったから。」と考えます。

スズキのフラッグシップである「隼」。それを超えてはならん・並んではならんという見えないチカラが働いて、1250なんて中途半端な車名になったんじゃないかな?なんて思いました。

Bandit1250、Bandit1250S、Bandit1250F

バンディット1250には、カウルの有無で3タイプが用意されていました。

ただ、ネイキッドのバンディット1250は、発売からすぐにカタログ落ち。

しばらくしてスズキ・グラディウスのような異形ヘッドライトが装着されて再販されたものの、またもやすぐカタログ落ちしたので、かなりのレア車といえます。

皆様ご存じのとおり、Sはハーフカウルモデル、Fはフルカウルモデルとなっております。

カウルだけの違いかというと、フロントフォークのセッティングが違ったり、スイングアームの長さが違ったり、Fはラジエターが右側に寄せられていたりと、結構細かいところが変更されているそうです。

ところで、和休のBandit1250Sはヤフオク!で入手したと、前に書きましたが

waq3-travelog.com

ヤフオク!で商品名が「Bandit1250SA」と入力されていたのです。

この「SA」というモデルが、ネットを探しても出てこないのです。

北米向けに「GT」というサイドケースを標準装備したモデルが設定されていたそうですが、「GT」のように特別なモデルだったのかさえ分かりません。

「もしかして、逆輸入仕様のBandit1250Sなのかな?」と思って、入札をためらったこともあったのです。逆輸入車だと国内に無い部品があったら手間だなぁと思い、二の足を踏みそうになったのですが、残り時間も少なかったので、つい、「ええいっ」と入札してしまったのです。

無事、車体が和休の元に届いたのですが、車両を見るとコーションラベルは日本語で書かれていますし、速度計の表示もkm仕様、車検証を見ても逆輸入車のような雰囲気はなく、安心の国内仕様だったようです。

ところが、車体より少し前に送られてきた取扱説明書に、「SA」の文字があったのです。

これは、「S」の特別仕様か何かだろうか?と考えていたのですが、ふと、お客様相談室に問い合わせてみたらどうだろうと思い、早速メールを送りました。

翌日、スズキの中の人からお返事をいただきました。それによると、

  • ネイキッドのバンディット=Bandit1250
  • ハーフカウルのバンディット=Bandit1250S
  • ネイキッドのバンディット+ABS付き=Bandit1250A
  • ハーフカウルのバンディット+ABS付き=Bandit1250SA

という回答だったんです!!

元々、国内仕様は全てABSを標準装備していたので、Bandit1250A又はBandit1250SAが車名としては正しいことになります。

ところが、いつの間にかBandit1250又はBandit1250Sとして販売されてしまい、取扱説明書にその名残が残っている状態になったそうです。

お客様相談室の方も、そのあたりの事情はすでに不明でわかりません、というお返事でした。

いやーすっきりして良かった!梅雨が明けたような気分だ!