旅馬の舞台裏

三男と飛行機で長崎へ行きました

さて、予告編でご案内した通り、三男を連れて飛行機に乗りました。

waq3-travelog.hatenablog.com

航空機のチケットは、6月上旬に予約したところ、「いま得」割引適用で1人5,400円(子供も同額)で購入できました。

ちなみに通常運賃は17,900円(大人・片道)。子供料金(満3歳以上12歳未満のお子様に適用)でも12,500円ですから、かなりお得な料金ですね。

飛行機デビュー

さあ、神戸空港を離陸しました。

耳がツーンとするかな、と思って飲み物を用意していたのですが、特にそんなことも起こらず。無事に、上空へ飛びあがりました。

神戸空港を離陸して数分。我が家が見えてきました。

神戸市上空にて
「ほーら、あそこがおうちだよ~」「わからへんし~」

こちらは姫路市にある家島諸島上空です。

男鹿島上空にて
家島上空

画像中央の島は「男鹿島たんがじま」。採石場として栄えた島で、島のあちこちが削り取られているのが分かります。

ちょっと天気が悪いかも、という天気予報だったのですが雲の上に出てしまえば、この景色。

雲の上を行く
雲かためガスを使って雲に乗りたい

約1時間のフライトで、無事長崎空港に到着しました。

空港からは、リムジンバスでJR大村駅へ。

ところが、バスを降りたところで子供が眠くなってしまいました。眠くなってぐずる我が子を片手にだっこ、もう一方の手は荷物を引っ張りながら駅へ向かいます。

やれやれと子供を待合室のベンチに座らせて、乗車券を購入するため窓口へ。

もちろん券売機もあるのですが、和休の目当ては、「ぶらり大村線きっぷ」というきっぷ。

ぶらり大村線きっぷ

www.burari-omura.com

この切符は、長崎から佐世保の間を結ぶ、大村線が乗り放題になるもの。

今日は宿のある諫早から長崎へ行くし、明日は佐世保へ行くので、これを買っておけば運賃が少し安く済むのです。

JR大村駅
列車が来るまでちょっくら休憩

諫早にて

大村線の車内では、そんな和休を気の毒に思ったのでしょう、席を譲っていただきました。ありがたく諫早駅まで座らせてもらい、無事に諫早駅に到着。

ところが、まだまだ子供はおきません。仕方がないので、子供を担ぎ、荷物を引っ張って今日の宿へ。

宿について部屋に入ると、ようやく目を覚ましてくれました。

和休は汗だくだくですが、とりあえず必要なものだけまとめて、予定通り長崎へ向かいます。

工事中のJR諫早駅
諫早駅は新幹線開業に向けて改装工事中
諫早駅の案内表示
16:33の特急かもめに乗るよ!
諫早駅
JRの向かいには島原鉄道のホームがあります

JRの特急は特急券が必要です。諫早駅のホームには自由席特急券自動販売機があるので、これで買うことにしました。

自由席特急券の券売機
自由席特急券の券売機
特定区間なので長崎まで300円!
特急白いかもめ 長崎駅にて
長崎駅にて

特急かもめの車両は、885系とよばれる車両が使われています。JR九州の車両は、デザインが素晴らしいものばかり。

特急白いかもめの車内

885系の内装です。床の模様がオシャレですね。シートもゆったりしていて座り心地が大変良いです。

特急白いかもめの車内
885系自由席車の車内

車内です。シートの柄が数種類あって、一定の法則で並んでいます。

網棚は航空機のように収納できるタイプで、デッキとの仕切りは曇りガラス。ブラインドもオシャレな柄になっています。

短い乗車時間でしたが、普段、特急列車といえばビジネス色万点の東海道新幹線しか乗っていない和休にとって、大変贅沢な気分を味わうことができました。

特急白いかもめ サガン鳥栖仕様
特急白いかもめ サガン鳥栖仕様

ちなみに乗車した車両は、サガン鳥栖のラッピング車両でした。

路面電車に乗って長崎市内を巡ります

長崎は、路面電車が走っている街です。路面電車の料金は全区間均一で、1回130円(大人)。路面電車の1日乗車券というものがあって、500円で1日乗り放題になります。

www.naga-den.com

長崎路面電車1日乗車券

JRのみどりの窓口で購入できました。

長崎駅前電停路面電車の駅のことを電停でんていといいます。)から眼鏡橋を目指して路面電車に乗ります。

長崎電気軌道株式会社 公式Webサイトから引用

諏訪神社電停で乗り換えて、めがね橋電停で下車。

眼鏡橋にて

眼鏡橋

眼鏡橋にやってきました。

以前、次男とやってきたときは、このあたりで「チリンチリンアイス」という屋台のアイス屋さんを見かけたのですが、残念ながら今日は出ていないようです。

食べたかったなー

売り子さんがバラの花のように盛り付けてくれるチリンチリンアイスは、長崎の名物。前田冷菓という会社が移動販売しています。

www.maedaice.com

眼鏡橋
ドラマチックトーンで撮影

ちゃんぽん発祥の店「四海樓」へ

歩き回ったらお腹が減ってきました。予告編では何を食べるか迷っていたのですが、行きの飛行機で決めました。

ちゃんぽん発祥の店、四海樓しかいろうへ行きます。

shikairou.com

四海樓の外観

大浦天主堂電停で下車してすぐ。

この巨大な建物が四海樓です。5Fがレストランになっています。エレベーターは、大きな階段の裏手にありました。

ちなみに2Fは「ちゃんぽんミュージアム」という四海樓とちゃんぽん、皿うどんの歴史を物語る展示品が展示されているそうです。

四海樓からの稲佐山

レストランでは、ラッキーなことに窓際の席に案内されました。神戸や函館と並んで夜景の名所として名高い長崎ですが、その夜景を眺めることができる稲佐山が正面に見えています。

和休達は、ちゃんぽんと肉皿うどんを注文しました。

皿うどんといえば、一般的には細麺でしょう。細麺なら神戸でも食べられるので、珍しい太麺の皿うどんを注文したのですよ。

四海樓の炒肉絲麺

じゃじゃーん!肉皿うどんが先にやってきました!

思っていたより少々濃いめの味付けでしたが、太い麺と絶妙な絡み合いをみせ、かなりウマかったです!

四海樓のちゃんぽん

続いてやってきたのがちゃんぽんです。これも旨かったですね~。食レポは苦手なので、どう旨かったか表現できないのが残念です。

皿うどんもちゃんぽんも結構な量がありましたよ。和休は結構食べるほうなのですが、十分満足できました。

四海樓

住所 長崎県長崎市松が枝町4-5
TEL 095-822-1296
営業時間 ランチ 11:30~15:00
ディナー 17:00~21:00(20:00ラストオーダー)
定休日 不定休(但し、年末年始の12/30~1/1は店休)
URL http://shikairou.com/

※営業時間等は、和休が調べたものです。変更されている可能性があります。

ちゃんぽんを食べ終わった後は、腹ごなしに近くをお散歩。一つ先の大浦海岸通り電停まで歩くことにしました。

帰りは新地中華街電停で乗り換えて長崎駅へ。

長崎駅では、昔懐かしい国鉄色ディーゼルカーが和休達を待っていました。

国鉄色のキハ66

ニューステーションホテル

今日の宿は、諫早駅から徒歩5分のところにある「ニューステーションホテル」です。

www.jisco-group.net

次男と長崎を訪れたときにも利用したホテルで、8Fに大浴場がついているのが決め手になりました。

三男とは添い寝なので、ダブルベッドの部屋を選びました。

ニューステーションホテルのアメニティ
アメニティのハンカチと歯ブラシ
ニューステーションホテルのアメニティ
子供用のスリッパ

子供の分は無料だったのですが、きちんとアメニティも用意してくれて、快適に過ごすことができました。

翌日は佐世保

8:23発の快速シーサイドライナーに乗って、佐世保駅へ向かいます。佐世保では海上自衛隊の基地を見学する予定です。

国鉄色のキハ66

駅に着くと、またまた国鉄色ディーゼルカーがいました。

キハ66-1
キハ67-1

車体のナンバーを見ると、栄光のトップナンバー車でした。

キハ66とキハ67がペアを組むのですが、ラッシュ時は2つのペアを連結して4両になります。昨日乗車した国鉄色ディーゼルカーの番号は、キハ66-110とキハ67-110のペア。

幸せのシーサイドライナー

国鉄色を4両つないだ編成は「幸せを呼ぶシーサイドライナー」と呼ばれ、これに乗ると、何かいいことが起こるかもしれないそうです。

8:23のシーサイドライナーは、キハ200と呼ばれる車両。

国鉄色のキハ66
右側の青い車両がキハ200

乗り心地は快適だったのですが、空調が直撃してえらい寒い目にあいました。

大村湾の眺め

ドルルルルーというエンジン音を響かせながら、風光明媚な大村湾に沿って列車は佐世保を目指します。

親に似て目的地の滞在時間は短い

定刻通り、9:36に佐世保駅に到着しました。

コインロッカーに大きな荷物を預け、海上自衛隊の基地を目指します。

www.mod.go.jp

駅の前の大通りを渡ると、そこは佐世保港。かつて軍港として栄えた港で、現在もアメリカ海軍と海上自衛隊がその一部を使用しています。

豪華客船 コスタ・ベネチア
豪華客船 コスタ・ベネチア

豪華客船コスタ・ベネチアが停泊していました。135,500トン、全長324mに及ぶ巨大な船です。

ちなみに新日本海フェリーの「はまなす」・「あかしあ」は16,810トン、全長224.8mですから、いかに巨大かが分かりますね。

その横には、海上自衛隊多用途支援艦「あまくさ」が停泊していました。

海上自衛隊 ・多用途支援艦「あまくさ」

次男と海上自衛隊の基地を見学したときに、乗船させていただいた船です。

海上自衛隊 ・多用途支援艦「あまくさ」

佐世保らしい光景ですね。

では、基地を見学しようと歩きだしたのですが、子供が駄々をこね始めました。どうやら長旅で疲れたようです。

長男と次男は出かけるのが好きな性格なので、大人が先にヘロヘロになるまで歩かされることが多いのですが、三男は逆に早く帰りたくなる性格の持ち主。

いやいや連れて行ってもしょうがないので、駅へ戻ることにしました。今からなら10:09の佐世保発に乗れるでしょう。

長崎空港

佐世保駅で和休達を待っていたのは、なんと国鉄色のキハ67-110でした。昨日、長崎駅から諫早駅まで乗車した車両ですね。

国鉄色のキハ66
これは、昨日の写真

キハ67の車内です。さすがに扇風機はありませんが、かつての国鉄車両の雰囲気がそのまま残っています。特に、網棚が金網なのがたまりません。

キハ67の車内

元々、この車両はシートがいいんです。かつての国鉄車両といえば、背もたれが垂直に立った向かい合わせのボックスシートと決まっていました。

この車両は進行方向に合わせて背もたれの向きを変えることができるシートで、当時は新幹線と同等の装備なんですよ。

大村駅でバスに乗り換え、予定より2時間ほど早く長崎空港に到着しました。お店が空いているうちに、昼メシにしましょう。

空港1Fにある五島うどん「つばき」に入りました。

長崎県五島列島で作り続けられてきた五島手延うどんは「幻のうどん」とも呼ばれ日本三大うどんの一つにあげられています。地元特産の椿油、県内産の天然塩を使用しており、モチモチとした歯ごたえと喉ごしの良さが特徴です。

長崎空港のHPから引用
五島うどん「つばき」のきつねうどん
和休はきつねうどん
五島うどん「つばき」の親子丼
子供は親子丼セット

五島うどん「つばき」

住所 長崎県大村市箕島町593番地 長崎空港
TEL 0957-52-5554
営業時間 7:00~19:30 (オーダーストップ 19:00)

※営業時間等は、和休が調べたものです。変更されている可能性があります。

長崎は雨

大村駅に到着してからポツポツと雨が降り出し、空港で和休達が食事を終えたころには本降りになっていました。

雨の影響でしょうか、帰りの便は、少し遅れました。長崎空港に到着した飛行機を整備して神戸行きとして飛ばすのですが、前の便の到着が遅れたようです。

スカイマークの神戸⇔長崎便は、東京⇔神戸便の乗り継ぎ便に指定されています。このため、東京まで飛ぶと思われるお客さんで出発ロビーはごった返していました。

子供がぐずってくれたので、早めに空港へ来ることになったのでちょっと複雑な気分ですが、結果オーライです。

長崎空港を離陸すると、雨雲に突っ込みガタガタガタと揺れだしましたが、子供はビビることもなく、楽しそうに外を見ています。

でも30分もしたらやっぱり寝てしまいました。和休の膝を枕にしてグーグー寝てしまい、身動きが取れません。

しょうがないので、和休もちょっと休むことにしました。

(-_-)zzz

間もなく着陸のアナウンスで目を覚ましました。

しばらく外を眺めていると、淡路島に差しかかりました。

明石海峡大橋上空
明石海峡大橋上空
淡路島上空
バイバイ淡路島!

2014年に長男が長崎に行きたいと、連れて行ってから早5年。ついに三男までがパパとの長崎旅行を終えてしまいました。

なんか、一つの大きな役目を終えた感じがして、感慨深いものがあります。

長男と長崎に行った当時はブログをやっていたのですが、バイクネタに限って記事を書こうとがんばっていたので、長男との旅行記事は無く。

今振り返ればこだわらずに色々な記事を残しておけば良かったな、と後悔しています。

和休のホームページのアドレスは、「waq3-travelog.com」。和休の旅記録という意味です。

これからもバイクツーリングに限らず、目的地への遠近を問わず、旅の記録を残していこうと考えています。

ボーイング737-800の主翼

次は、家族みんなで北海道に行きたいね。