神戸市須磨区には、「多井畑厄除八幡宮」という日本最古の厄除けの霊地とされている神社があります。
日本最古の厄除けの霊地
多井畑厄除八幡宮は、多井畑の厄神さんの愛称で親しまれています。現在の兵庫県神戸市須磨に配流された在原行平や、一の谷の合戦の際には源義経が祈願したといわれており、日本最古の厄除けの霊地と伝えられている神戸の厄神さんです。
多井畑厄除八幡宮のHPから引用
www.tainohatayakuyokehachimangu.or.jp
毎年1月1月18日~20日には「厄除け大祭」と呼ばれる催しがあり、和休も毎年お参りしています。
社殿は何段もの階段を上った先にあることも影響してか、普段はひっそりとしているのですが、この日は特別。
JR須磨駅や神戸市営地下鉄名谷駅から臨時バスが増発されたり、境内に何軒も屋台がでたりと、まるで初詣のような賑わいです。
今日は、「厄除け大祭」の様子をお伝えしたいと思います。
拝殿は長~い石段の上にあります
市営バスやタクシーで厄神さんにやってきたら、まずは長い石段をえっちらおっちら登っていきます。
最初の階段を登り切ったところに手水舎がありますので、手と口を清めます。
さらに石段を登ると、拝殿に到着します。
拝殿前にはお祓い所があるので、お祓いを受けましょう。
拝殿にお参りした後は、またまた石段を登り、最上部にある「疫神祭塚」へと向かいます。
疫神祭塚でひながた行事
こちらが「疫神祭塚」です。
www.tainohatayakuyokehachimangu.or.jp
ここには「人型」と呼ばれる行事を行います。
人の形に切り抜いた紙に名前と年齢を書き入れ、息を吹きかけます。
これで人型は本人の代わりとなり、本人から災い、穢れを移され、身代わりとして水に流され、厄を払うのです。
ひながたを終えれば厄神さんのお参りは終了。拝殿へ戻ります。
スマートボールとラーメンで仕上げ
拝殿の横にはお神楽奉納所があり、希望される方がいらっしゃると、雅楽の生演奏とともに巫女さんが舞を披露してくれます。
一通りお参りが終わったので、子供たちは屋台でゲームに興じます。
今日のゲームは、昔懐かしい「スマートボール」です。
16個のポケットに、縦・横・斜めとボールがそろうと当たり。景品がもらえます。
もしそろわなくても、残念賞がもらえます😅
ゲームの後は、屋台のラーメンで〆。
これで、1月の恒例行事はすべて終了しました。今年も良い年になりますように。