旅馬の舞台裏

福崎駅前で河次郎に出会った

兵庫県神崎郡福崎町と聞いて、何を思い浮かべますか?

福崎町は、兵庫県の中央あたりに位置する町で、民俗学者である柳田國男氏の出身地として知られています。

柳田國男氏と妖怪のつながりについては割愛しますが、妖怪を町おこしに活用しようというアイデアが生まれ、同氏の生家がある辻川山公園の池の中に、河童が浮き沈みする仕組みをつくったところこれが大成功して、町中に妖怪がはびこった、というわけなんだそう。

2023年6月24日、和休はある人物をお迎えしにJR福崎駅に向かいました。

福崎駅周辺は最近再開発したようで、めちゃくちゃ綺麗に仕上がっています。

駅前に水が満たされたガラスの円柱が立っているので、何かの芸術作品なのかな?と思い中を覗こうとすると、

福崎駅に出没した河童の河次郎

突然ごぼごぼ!という音とともに、河童が現れました!!

この妖怪の名は河次郎がじろうといい、普段は辻川山公園の池の中に住んでいるのですが、この池と福崎駅は地下水路でつながっていて、たまにやってくるそうなんです。

一応やってくる時間は決まっているそうなので、興味のある方は待ち構えてみてはどうでしょう?

そうそう、尻子玉を抜かれないように気をつけてくださいね!

ちなみに河次郎には河太郎ガタロというお兄ちゃんがいるのですが、お兄ちゃんは辻川山公園の池の側でお皿の水が乾いてしまい、動けなくなってしまっています。