旅馬の舞台裏

須磨浦公園ハイキング【2018初夏】

2018年5月6日、家族と一緒に須磨浦公園までハイキングに出かけました。

KOHYO 高倉台店

神戸市須磨区高倉台にある、コーヨーストア高倉台店です。

このスーパーは、須磨から宝塚へ至る六甲山縦走路のルート上にあるので、縦走路をたどる人々の補給ポイントとして活用されています。

おらが山へのルート

高倉台内は、「赤道あかみち」と呼ばれる歩行者・自転車専用道が町内に張り巡らされていて、車と歩行者の分離を図っています。

この道をゆくと、おらが山(高倉山)→鉄拐山てっかいさん旗振山はたふりやま須磨浦山上遊園へと続きます。

おらが山への登山道

おらが茶屋

おらが山の山頂には、「おらが茶屋」というカフェがあります。

おらが山からの眺め

おらが山の登山道からの眺めです。真ん中の山のふもとには、第二神明道路須磨料金所があります。

高倉山山頂

子供たちと、てぽてぽ歩いて30分ぐらいでしょうか。おらが山の山頂に到着しました。

正式な名前は「高倉山」といいます。

神戸市がポートアイランドを造成するときに、高倉山を削り、ここから須磨海岸へ今は無くなったベルトコンベアーで土砂を運んだのです。

その削ったあとにできたのが、神戸市が最初に開発したニュータウン高倉台」なんです。

神戸市営地下鉄の駅からバスで約20分。

交通の便はちょっと不便なところもあり、当時から建っている建物は大分古くなってきましたが、町の基本設計はしっかりなされています。

先に述べた車と歩行者の分離や町の中心部に商業施設を固めたり、建物の間が広くとられているなど、住みやすいように考えられています。

さらに、少し高台にあるので、市街地に比べると空気がきれいだと言われています。

最近は、ここで育った人が子育てのため高倉台へ戻ってきているとも言われ、少しずつ町が活性化しています。

おらが茶屋

おらが茶屋

山頂にあるのが、「おらが茶屋」。六甲山縦走路の休憩ポイントにもなっています。

おらが茶屋のトイレ

きれいな公衆トイレも設置されています。

おらが茶屋

ここの2階が「おらが茶屋」、屋上が展望台になっています。

おらが山からの眺め

こちらが、おらが茶屋の展望台からの眺めです。初日の出を眺めるポイントにもなっていて、元旦は甘酒が振る舞われます。

眼下に広がっている町並みが高倉台。左側が団地やテラスハウスと呼ばれる小規模の集合住宅。右側が戸建のスペースになっています。

写真の奥、中心からやや左側が神戸の中心である、三宮辺りです。

おらが山から須磨浦公園方面

須磨浦公園方面の眺めです。

山頂にアンテナが立っているのがわかりますか?そこが旗振山の山頂です。

右の奥に見えている島が淡路島。もう少し右に明石海峡大橋が架かっています。

おらが茶屋の展望台で一息入れたら、旗振山目指して出発です。

毎日登山の署名場所

神戸の文化でもある「毎日登山」(近所の山に毎朝登ること。)の署名場所があります。

明治時代、外国からやってきた人々が始めた毎日登山。今でも多くの方が登山を楽しんでおられます。

署名所
ハイキングコース案内図

鉄拐山山頂

鉄拐山山頂

鉄拐山の山頂に到着しました。

満月の夜、ここから写真を撮ると綺麗だろうな、と思いながらまだ実現できていません。今年こそは撮影に挑んでみたいと思っています。

鉄拐山山頂からの眺め

おらが茶屋から須磨浦山上遊園までは大きなアップダウンもなく、快適な山歩きが楽しめます。

旗振山山頂

旗振茶屋

旗振山の山頂に到着しました。ここには、旗振茶屋と署名所が設けられています。

かつて旗振山は、電信が発達するまでの時代、大坂・堂島の米相場をいち早く播磨へ伝えるための中継地でした。

畳ほどの大きさの旗を振って、相場を伝えていたそうで、茶屋の東側も西側も大変景色の良いところです。

ちなみに、かつての摂津の国と播磨の国の国境は、神戸市須磨区と神戸市垂水区との区境なんです。

旗振茶屋からの眺め

こちらが東側の眺めです。摂津の国方面ですね。

旗振茶屋からの眺め

反対にこちらが播磨の国方面です。明石海峡大橋が見えますね。

須磨浦山上遊園

旗振茶屋を少し下ると、須磨浦山上遊園に到着します。

www.sumaura-yuen.jp

須磨山上遊園の日時計

日時計が出迎えてくれました。時刻はちょうど正午です。

須磨山上遊園

サイクルモノレールで、空中散歩が楽しめます。

海側には結構張り出しているので、スリルもあります。

谷を挟んで向かいにあるのが、回転展望台です。

回転展望台までは山陽電鉄須磨浦公園駅からロープウェーとカーレーターというここにしかない乗り物に乗って登ってこれます。

須磨名物カーレーター

これが、カーレーターです。

そこからは、観光リフトでこちら側に渡ってくることができます。この谷の真ん中が摂津の国と播磨の国の国境になっています。

摂津の国と播磨の国の国境

対岸へ渡る方法はリフトだけでなく、徒歩でのルートもあります。

須磨浦公園リフト

このリフトは1人乗り。小さい子でも怖がらず乗っていました。和休の一番下の子は3歳なんですが、余裕で乗っていましたよ。

一人で乗れない年齢のお子様用に、抱っこひもが用意されています。

須磨海岸は昨年リニューアル工事が行われ、大変きれいになりました。

今年の夏は、山も海も楽しめる須磨へお越しください!